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「OBSにおける配信画面の作り方」の版間の差分

提供:Willadge
(ページの作成:「こんにちは。 今回は『OBS Studio』を使った配信での画面設定について解説していきたいと思います。 ゲーム実況・配信用の画面を作っていきますが、雑談配信や歌枠(カラオケ配信)などでも応用できるので、これを参考にして自分なりのレイアウトにカスタマイズしてみましょう。 完成した画面はこんな感じ。 配置しているものは以下の通り…」)
 
(カテゴリ追加)
 
(同じ利用者による、間の3版が非表示)
6行目: 6行目:


完成した画面はこんな感じ。
完成した画面はこんな感じ。
[[ファイル:SS (32).png|サムネイル|中央]]


VTuberのアバターを右下に配置した、オーソドックスな感じにしています。


配置しているものは以下の通りです。
配置しているものは以下の通りです。


# 背景
# '''背景'''
# 配信タイトル
# '''配信タイトル'''
# 時計
# '''時計'''
# ゲーム画面
# '''ゲーム画面'''
# コメント欄
# '''コメント欄'''
# スクロールテロップ
# '''スクロールテロップ'''
# VTuber本体
# '''VTuberのアバター'''


=== 【注意事項】 ===
=== 【注意事項】 ===
本ページではいくつかのフリー素材を利用して作っています。
本ページではいくつかのフリー素材・ソフト内の素材を利用して作っています。


素材を借りる際は利用規約などを読み、商用利用ができるか、クレジット表記の有無などを確認しましょう。
素材を借りる際は利用規約などを読み、商用利用ができるか、クレジット表記の有無などを確認しましょう。


=== 下準備:【OBSを開いてシーンを作る】 ===
=== 下準備①:【必要なものを揃える】 ===
(シーン作る画像)
今回の記事で必要なものは、
 
* OBS
* モーションキャプチャーソフト(『Vtube studio 』や『Webcam Motion Capture』など)
* YouTubeアカウント
* BOOTHアカウント(素材ダウンロードの際に必要)
 
です。
 
まだ準備ができていない方は事前にダウンロードや作成を済ませておきましょう。
 
=== 下準備②:【OBSを開いてシーンを作る】 ===


OBSを開いたら左下にある「シーン」内の「+マーク」をクリック。
OBSを開いたら左下にある「シーン」内の「+マーク」をクリック。
35行目: 48行目:


=== 【背景を作る】 ===
=== 【背景を作る】 ===
まずは配信を彩る背景を作成していきましょう。


==== 1.背景素材のダウンロード ====
「配信 背景 素材」などで検索することで素材を入手できますが、今回はBOOTHにある以下の素材を使います。
「配信 背景 素材」などで検索することで素材を入手できますが、今回はBOOTHにある以下の素材を使います。
[[ファイル:SS (3).png|中央|サムネイル]]


(BOOTHこまにん画像)<blockquote>https://hutabataku.booth.pm/items/3561292
<blockquote>https://hutabataku.booth.pm/items/3561292


【フリー】シンプルな配信画面【ゲーム配信】/こまにん様作成。</blockquote>ダウンロードをして解凍しておきましょう。
【フリー】シンプルな配信画面【ゲーム配信】/こまにん様作成。</blockquote>上記URLの素材をダウンロードをして解凍しておきましょう。(素材のダウンロードにはログインが必要です。)


素材を配置するには、画面下部の「ソース」内の「+マーク」をクリック。
==== 2.素材をOBSに配置する ====
[[ファイル:スクリーンショット (48)-fotor-20240723173524.png|中央|サムネイル]]
素材を配置するには、画面下部の「ソース」内の「+マーク」をクリックし、ソース名を入力。




名前を入力後、「OK」をクリック。
「画像のプロパティ」が表示されるので、「参照」をクリックし、解凍した画像ファイルを選択。
 
 
「画像のプロパティ」が表示されるので、「参照」をクリックし、解凍した画像ファイルをクリック。


そうすると、画像が反映されます。
そうすると、画像が反映されます。
[[ファイル:スクリーンショット (49).png|中央|サムネイル]]


画像が大きすぎて枠からはみ出る場合は、
画像が大きすぎて枠からはみ出る場合は、


各ソースを右クリック→「変換」→「画像サイズに合わせる」の順にクリック。
* 各ソースを右クリック→「変換」→「画像サイズに合わせる」の順にクリック。


その後微調整を行い、各素材を配置しましょう。
その後微調整を行いながら、各素材を配置していきましょう。


↓ここまでの画面表示↓
↓ここまでの画面表示↓
 
[[ファイル:SS (5).png|中央|サムネイル]]
(画像)


=== 【配信タイトル・スクロールテロップを作る】 ===
=== 【配信タイトル・スクロールテロップを作る】 ===
配信のタイトルを作っていきましょう。
「シーン」内の「+マーク」から、「テキスト(GDI+)」をクリック。


シーン名を入力(今回は「配信タイトル」)し、「OK」をクリック。
==== 1.配信タイトルを作る ====
[[ファイル:SS (1).png|中央|サムネイル]]
「ソース」内の「+マーク」から、「テキスト(GDI+)」を選択。
[[ファイル:SS (2).png|中央|サムネイル]]




「テキストのプロパティ」が表示されるので、テキストを入力して配置。
ソース名を入力(今回は「配信タイトル」)し、OKを押すと「テキストのプロパティ」が表示されるので、テキストを入力して配置。


フォントの変更や縁取りの追加などもプロパティ内で行うことが可能です。
フォントの変更や縁取りの追加などもプロパティ内で行うことが可能です。


配信のタイトルができたらスクロールテロップも作っていきましょう。
==== 2.スクロールテロップを作る ====
 
[[ファイル:スクリーンショット (50).png|中央|サムネイル]]
「配信タイトル」のシーンを右クリックし、「コピー」をクリック
「配信タイトル」のシーンを右クリックし、「コピー」をクリック


87行目: 96行目:


画面を右クリックし、「貼り付け(複製)」をクリック
画面を右クリックし、「貼り付け(複製)」をクリック
※ここで「貼り付け(参照)」にすると、タイトルを変更したときに一緒に代わってしまうので注意しましょう。


※複製後、ソースの名前を「スクロールテロップ」などに変更しておくとわかりやすいです。
※複製後、ソースの名前を「スクロールテロップ」などに変更しておくとわかりやすいです。
96行目: 103行目:
複製したソースの「プロパティ」を開き、テキストを編集。
複製したソースの「プロパティ」を開き、テキストを編集。


これでテキストは表示されますが、このままでは長い文章が画面を突き抜けてしまいます。
これでスクロール用のテキストは表示されますが、このままでは文章が画面を突き抜けてしまいます。
 
[[ファイル:SS (6).png|中央|サムネイル]]
ここで、「フィルタ」機能を使って、スクロールするようにしましょう。
ここで、「フィルタ」機能を使って、文が一定の幅で表示され、なおかつスクロールするようにしましょう。
[[ファイル:スクリーンショット (51)-fotor-20240723174236.png|中央|サムネイル]]


「スクロールテロップ」のソースを選択し、「フィルタ」を選択。
「スクロールテロップ」のソースを選択し、「フィルタ」を選択。
109行目: 117行目:


「スクロール」を選択し、編集を行う。
「スクロール」を選択し、編集を行う。
[[ファイル:SS.png|中央|サムネイル]]


今回は、
今回は、


・水平速度→40.00
* 水平速度→40.00
 
* 幅を制限するにチェック→1150
・幅を制限するにチェック→1150
* ループ(繰り返し)にチェック
 
・ループ(繰り返し)にチェック


で設定を行っています。
で設定を行っています。
123行目: 130行目:


=== 【時計を表示させる】 ===
=== 【時計を表示させる】 ===
OBSで時計を表示させるには、「ブラウザ」のシーンを利用すると簡単にできます。
OBSで時計を表示させるには、「ブラウザ」のソースを利用すると簡単にできます。


==== 1.素材をダウンロードする ====
まずは素材をダウンロードしましょう。
まずは素材をダウンロードしましょう。


今回は以下の素材を使用します。<blockquote>https://booth.pm/ja/items/2912843
今回は以下の素材を使用します。
[[ファイル:SS (26).png|中央|サムネイル]]


【無料】配信者向け OBS用デジタル時計/mooncape様</blockquote>ダウンロードして解凍出来たら、OBSに戻り「ブラウザ」のシーンを作成します。
<blockquote>https://booth.pm/ja/items/2912843
 
【無料】配信者向け OBS用デジタル時計/mooncape様</blockquote>ダウンロードして解凍しておきましょう。
 
==== 2.OBSで「ブラウザ」のソースから時計を表示させる ====
OBSに戻り、「ブラウザ」のソースを作成します。


すると、以下のような画面が出てくると思います。
すると、以下のような画面が出てくると思います。
[[ファイル:SS (7).png|中央|サムネイル]]


一番上にある「ローカルファイル」にチェックを入れ、表示された「参照」をクリック。
一番上にある「ローカルファイル」にチェックを入れ、表示された「参照」をクリック。
[[ファイル:SS (8).png|中央|サムネイル]]




解凍したフォルダにある「clock03.html」を選択し、「OK」をクリック。
BOOTHにてダウンロード・解凍したフォルダにある「clock03.html」を選択し、「OK」をクリック。
[[ファイル:SS (10).png|中央|サムネイル]]


このような時計の表示が出ればOKです。
このような時計の表示が出ればOK。


あとは配置・調整を行いましょう。
あとは配置・調整を行いましょう。(今回はスクロールテロップの左に配置。)


=== 【ゲーム画面を映す】 ===
=== 【ゲーム画面を映す】 ===
今回は『Nintendo Switch』の画面をキャプチャーボードで映してみます。
今回は『Nintendo Switch』の画面をキャプチャーボードで映してみます。
 
[[ファイル:SS (11).png|中央|サムネイル]]
「ソース」内の「+マーク」から「映像キャプチャデバイス」を選択。
「ソース」内の「+マーク」から「映像キャプチャデバイス」を選択。




一番上の「デバイス」より、接続されている「キャプチャボード」の名前を選択。
一番上の「デバイス」より、接続されている「キャプチャボード」の名前を選択。(画像の場合は『UGREEN HDMI Capture』を選択。)
[[ファイル:SS (12).png|中央|サムネイル]]
[[ファイル:SS (13).png|中央|サムネイル]]
 
プレビューで表示されていればOK。


プレビューで表示されていればOKです。
配置を調整し、枠内に合わせましょう。


=== 【コメント欄を表示させる】 ===
=== 【コメント欄を表示させる】 ===
コメント欄のチャットを表示させるには、
コメント欄のチャットを表示させるには、


1.ソースを作成する。
# '''ソースを作成する'''
 
# '''URLを入力する'''
2.URLを入力する
# '''カスタムCSSで表示を変更する'''
 
3.カスタムCSSで表示を変更する


と、3つの手順を踏む必要があります。
と、3つの手順を踏む必要があります。


==== 1.ソースを作成する。 ====
==== 1.ソースを作成する ====
まずは「ソース」内の「+マーク」から「ブラウザ」を選択しましょう。
まずは「ソース」内の「+マーク」から「ブラウザ」を選択しましょう。


172行目: 190行目:
プロパティが表示されるので、そのままにしておき、『YouTube』を開きましょう。
プロパティが表示されるので、そのままにしておき、『YouTube』を開きましょう。


==== 2.URLを入力する。 ====
==== 2.URLを入力する ====
[[ファイル:SS (15)-fotor-20240723172230.png|中央|サムネイル]]
『YouTube』を開き、右上の「作成」(ビデオカメラのマーク)から「ライブ配信を開始」を選択。
『YouTube』を開き、右上の「作成」(ビデオカメラのマーク)から「ライブ配信を開始」を選択。


183行目: 202行目:
「ストリーミングソフトウェア」内の「選択」をクリック。
「ストリーミングソフトウェア」内の「選択」をクリック。


ここまでやると以下のような画像が出てきます。
[[ファイル:SS (16)-fotor-20240723172351.png|中央|サムネイル]]


右上の「チャット欄」の「三点リーダー」内にある、「チャットをポップアウト」を選択。


すると、以下のようなポップが出てくるので、上側にあるURLをコピー。
画面内右上にある「チャット欄」の「三点リーダー」内にある、「チャットをポップアウト」を選択すると、以下の画像のようなポップが出てくるので、上側にあるURLをコピー。
[[ファイル:SS (24).png|中央|サムネイル]]


OBS側に戻り、URLの欄に先ほどコピーしたURLをペースト。
OBS側に戻り、URLの欄に先ほどコピーしたURLをペースト。
[[ファイル:SS (34).png|中央|サムネイル]]


その後、
その後、
200行目: 221行目:


という形にしましょう。
という形にしましょう。
 
[[ファイル:SS (17).png|中央|サムネイル]]
ここまで出来たら次はカスタムCSSの入力に移ります。
ここまで出来たら次はカスタムCSSの入力に移ります。


==== 3.カスタムCSSで表示を変更する ====
==== 3.カスタムCSSで表示を変更する ====
今回は以下のサイトでカスタムCSSを作成します。<blockquote>http://css4obs.starfree.jp/
今回は以下のサイトでカスタムCSSを作成します。<blockquote>[[ファイル:SS (20).png|中央|サムネイル]]http://css4obs.starfree.jp/


Chat v2.0 Style Generator 日本語版/ととと様(X→@lurbpieq57481)</blockquote>大量に項目が出てきますが、今回は一旦気にせず一番下までスクロールし、
Chat v2.0 Style Generator 日本語版/ととと様(X→@lurbpieq57481)</blockquote>
 
 
 
 
ページを開くと大量の項目が出てきますが、まずはひとまず一番下までスクロールし、


「カスタムCSS」内のテキストをすべてコピーしましょう。
「カスタムCSS」内のテキストをすべてコピーしましょう。
[[ファイル:SS (21).png|中央|サムネイル]]


その後、OBSに戻り、少し下にある「カスタムCSS」の欄に先ほどコピーしたテキストをペーストしてOKを選択。
その後、OBSに戻り、少し下にある「カスタムCSS」の欄に先ほどコピーしたテキストをペーストしてOKを選択。


そのままでは何も表示されないので、一旦『YouTube』のポップを開き、何らかのコメントを打ってみましょう。
そのままでは何も表示されないので、一旦『YouTube』のポップチャットを開き、何らかのコメントを打ってみましょう。
[[ファイル:SS (22).png|中央|サムネイル]]


画像のように表示されればOKです。
画像のように表示されればOK。


プロパティから「幅」や「高さ」を調整し、配置していきましょう。
プロパティから「幅」や「高さ」を調整し、配置していきましょう。


=== 【VTuberの体を配置する】 ===
今回は、
 
* 「幅」→300
* 「高さ」→600
 
としています。
 
※文字が小さい場合は、『Chat v2.0 Style Generator 日本語版』側で文字のサイズを変更してみましょう。
 
=== 【VTuberのアバターを配置する】 ===
2Dと3Dで異なるキャプチャーソフトやアプリを使用しますが、基本的には同じで、
2Dと3Dで異なるキャプチャーソフトやアプリを使用しますが、基本的には同じで、


1.ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定
# '''ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定'''
 
# '''OBS側にVTuberを投影、背景が消えるように設定'''
2.OBS側にVTuberを投影、背景が消えるように設定


といった流れとなります。
といった流れとなります。
237行目: 273行目:
==== 1.ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定 ====
==== 1.ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定 ====
『webcamMotionCapture』を起動し、ログイン
『webcamMotionCapture』を起動し、ログイン
使用したい体の.vrmを読み込ませる(今回はデフォルトのアバターを使用)




右側の「背景」の中にある「透明」にチェックを入れる
右側の「背景」の中にある「透明」にチェックを入れる
[[ファイル:SS (28).png|中央|サムネイル]]
こんな感じになればOK。スペースキーでUIを消しましょう。


==== 2.OBS側にVTuberを投影 ====
==== 2.OBS側にVTuberを投影 ====
「ソース」内の「+マーク」をクリックし、「ゲームキャプチャー」を選択
[[ファイル:SS (33).png|中央|サムネイル]]




モードを「特定のウィンドウをキャプチャ」にする
まずは「ソース」内の「+マーク」をクリックし、「ゲームキャプチャー」を選択しましょう。
[[ファイル:SS (30).png|中央|サムネイル]]




ウィンドウを「[Webcam Motion Receiver.exe]:Webcam Motion Receiver」に変更する。
次にモードを「特定のウィンドウをキャプチャ」にして、
[[ファイル:SS (31).png|中央|サムネイル]]




「透過を許可」にチェック、背景が消えるように設定
最後にウィンドウを「[Webcam Motion Receiver.exe]:Webcam Motion Receiver」に変更し、「透過を許可」にチェックを入れます、


これでVTuber本体のみが表示されるようになります。
これでVTuberアバターのみが表示されるようになります。


後は微調整を重ねて完成させましょう。
後は微調整を重ねて完成させましょう。
[[ファイル:SS (32).png|中央|サムネイル]]


これで基本的なレイアウトの設定は以上です。
これで基本的なレイアウトの設定は以上です。


お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
[[カテゴリ:音声・動画]]

2024年9月30日 (月) 22:08時点における最新版

こんにちは。

今回は『OBS Studio』を使った配信での画面設定について解説していきたいと思います。

ゲーム実況・配信用の画面を作っていきますが、雑談配信や歌枠(カラオケ配信)などでも応用できるので、これを参考にして自分なりのレイアウトにカスタマイズしてみましょう。

完成した画面はこんな感じ。

SS (32).png

VTuberのアバターを右下に配置した、オーソドックスな感じにしています。

配置しているものは以下の通りです。

  1. 背景
  2. 配信タイトル
  3. 時計
  4. ゲーム画面
  5. コメント欄
  6. スクロールテロップ
  7. VTuberのアバター

【注意事項】

本ページではいくつかのフリー素材・ソフト内の素材を利用して作っています。

素材を借りる際は利用規約などを読み、商用利用ができるか、クレジット表記の有無などを確認しましょう。

下準備①:【必要なものを揃える】

今回の記事で必要なものは、

  • OBS
  • モーションキャプチャーソフト(『Vtube studio 』や『Webcam Motion Capture』など)
  • YouTubeアカウント
  • BOOTHアカウント(素材ダウンロードの際に必要)

です。

まだ準備ができていない方は事前にダウンロードや作成を済ませておきましょう。

下準備②:【OBSを開いてシーンを作る】

OBSを開いたら左下にある「シーン」内の「+マーク」をクリック。

シーンの名前を入力してくださいと出るので、今回は「ゲーム配信(テスト用)」と入力。

ここから各素材を画面に映して配信画面を作っていきます。

【背景を作る】

1.背景素材のダウンロード

「配信 背景 素材」などで検索することで素材を入手できますが、今回はBOOTHにある以下の素材を使います。

SS (3).png

https://hutabataku.booth.pm/items/3561292 【フリー】シンプルな配信画面【ゲーム配信】/こまにん様作成。

上記URLの素材をダウンロードをして解凍しておきましょう。(素材のダウンロードにはログインが必要です。)

2.素材をOBSに配置する

スクリーンショット (48)-fotor-20240723173524.png

素材を配置するには、画面下部の「ソース」内の「+マーク」をクリックし、ソース名を入力。

「画像のプロパティ」が表示されるので、「参照」をクリックし、解凍した画像ファイルを選択。

そうすると、画像が反映されます。

スクリーンショット (49).png

画像が大きすぎて枠からはみ出る場合は、

  • 各ソースを右クリック→「変換」→「画像サイズに合わせる」の順にクリック。

その後微調整を行いながら、各素材を配置していきましょう。

↓ここまでの画面表示↓

SS (5).png

【配信タイトル・スクロールテロップを作る】

1.配信タイトルを作る

SS (1).png

「ソース」内の「+マーク」から、「テキスト(GDI+)」を選択。

SS (2).png


ソース名を入力(今回は「配信タイトル」)し、OKを押すと「テキストのプロパティ」が表示されるので、テキストを入力して配置。

フォントの変更や縁取りの追加などもプロパティ内で行うことが可能です。

2.スクロールテロップを作る

スクリーンショット (50).png

「配信タイトル」のシーンを右クリックし、「コピー」をクリック

画面を右クリックし、「貼り付け(複製)」をクリック

※複製後、ソースの名前を「スクロールテロップ」などに変更しておくとわかりやすいです。

複製したソースの「プロパティ」を開き、テキストを編集。

これでスクロール用のテキストは表示されますが、このままでは文章が画面を突き抜けてしまいます。

SS (6).png

ここで、「フィルタ」機能を使って、文が一定の幅で表示され、なおかつスクロールするようにしましょう。

スクリーンショット (51)-fotor-20240723174236.png

「スクロールテロップ」のソースを選択し、「フィルタ」を選択。

「エフェクトフィルタ」が出てくるので、左下の「+マーク」をクリック。

「スクロール」を選択し、編集を行う。

SS.png

今回は、

  • 水平速度→40.00
  • 幅を制限するにチェック→1150
  • ループ(繰り返し)にチェック

で設定を行っています。

これで、タイトルとスクロールテロップが配置できました。

【時計を表示させる】

OBSで時計を表示させるには、「ブラウザ」のソースを利用すると簡単にできます。

1.素材をダウンロードする

まずは素材をダウンロードしましょう。

今回は以下の素材を使用します。

SS (26).png

https://booth.pm/ja/items/2912843 【無料】配信者向け OBS用デジタル時計/mooncape様

ダウンロードして解凍しておきましょう。

2.OBSで「ブラウザ」のソースから時計を表示させる

OBSに戻り、「ブラウザ」のソースを作成します。

すると、以下のような画面が出てくると思います。

SS (7).png

一番上にある「ローカルファイル」にチェックを入れ、表示された「参照」をクリック。

SS (8).png


BOOTHにてダウンロード・解凍したフォルダにある「clock03.html」を選択し、「OK」をクリック。

SS (10).png

このような時計の表示が出ればOK。

あとは配置・調整を行いましょう。(今回はスクロールテロップの左に配置。)

【ゲーム画面を映す】

今回は『Nintendo Switch』の画面をキャプチャーボードで映してみます。

SS (11).png

「ソース」内の「+マーク」から「映像キャプチャデバイス」を選択。

一番上の「デバイス」より、接続されている「キャプチャボード」の名前を選択。(画像の場合は『UGREEN HDMI Capture』を選択。)

SS (12).png
SS (13).png

プレビューで表示されていればOK。

配置を調整し、枠内に合わせましょう。

【コメント欄を表示させる】

コメント欄のチャットを表示させるには、

  1. ソースを作成する
  2. URLを入力する
  3. カスタムCSSで表示を変更する

と、3つの手順を踏む必要があります。

1.ソースを作成する

まずは「ソース」内の「+マーク」から「ブラウザ」を選択しましょう。

名前は「コメント欄」としておきます。

プロパティが表示されるので、そのままにしておき、『YouTube』を開きましょう。

2.URLを入力する

SS (15)-fotor-20240723172230.png

『YouTube』を開き、右上の「作成」(ビデオカメラのマーク)から「ライブ配信を開始」を選択。

ポップアップが出てくるので、「今すぐ」内の開始をクリック。

「ストリーミングソフトウェア」内の「選択」をクリック。

ここまでやると以下のような画像が出てきます。

SS (16)-fotor-20240723172351.png


画面内右上にある「チャット欄」の「三点リーダー」内にある、「チャットをポップアウト」を選択すると、以下の画像のようなポップが出てくるので、上側にあるURLをコピー。

SS (24).png

OBS側に戻り、URLの欄に先ほどコピーしたURLをペースト。

SS (34).png

その後、

https://studio.youtube.com/live_chat?is_popout~

の「studio」を「www」に変更し、

https://www.youtube.com/live_chat?is_popout~

という形にしましょう。

SS (17).png

ここまで出来たら次はカスタムCSSの入力に移ります。

3.カスタムCSSで表示を変更する

今回は以下のサイトでカスタムCSSを作成します。

SS (20).png

http://css4obs.starfree.jp/ Chat v2.0 Style Generator 日本語版/ととと様(X→@lurbpieq57481)



ページを開くと大量の項目が出てきますが、まずはひとまず一番下までスクロールし、

「カスタムCSS」内のテキストをすべてコピーしましょう。

SS (21).png

その後、OBSに戻り、少し下にある「カスタムCSS」の欄に先ほどコピーしたテキストをペーストしてOKを選択。

そのままでは何も表示されないので、一旦『YouTube』のポップチャットを開き、何らかのコメントを打ってみましょう。

SS (22).png

画像のように表示されればOK。

プロパティから「幅」や「高さ」を調整し、配置していきましょう。

今回は、

  • 「幅」→300
  • 「高さ」→600

としています。

※文字が小さい場合は、『Chat v2.0 Style Generator 日本語版』側で文字のサイズを変更してみましょう。

【VTuberのアバターを配置する】

2Dと3Dで異なるキャプチャーソフトやアプリを使用しますが、基本的には同じで、

  1. ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定
  2. OBS側にVTuberを投影、背景が消えるように設定

といった流れとなります。

ソフト・アプリ内での細かい設定についてはこの記事では省略します。

今回は3Dモデル用のキャプチャーソフトである『webcamMotionCapture』を使用します。

https://webcammotioncapture.info/ja/

※『webcamMotionCapture』は、体験版ではUIや体験版であるという旨の注意書きが表示されます。月額199円のサブスクリプションで解除することが可能です。

1.ソフト・アプリ側で背景を透過させるorグリーンバックを設定

『webcamMotionCapture』を起動し、ログイン

使用したい体の.vrmを読み込ませる(今回はデフォルトのアバターを使用)

右側の「背景」の中にある「透明」にチェックを入れる

SS (28).png


こんな感じになればOK。スペースキーでUIを消しましょう。

2.OBS側にVTuberを投影

SS (33).png


まずは「ソース」内の「+マーク」をクリックし、「ゲームキャプチャー」を選択しましょう。

SS (30).png


次にモードを「特定のウィンドウをキャプチャ」にして、

SS (31).png


最後にウィンドウを「[Webcam Motion Receiver.exe]:Webcam Motion Receiver」に変更し、「透過を許可」にチェックを入れます、

これでVTuberアバターのみが表示されるようになります。

後は微調整を重ねて完成させましょう。

SS (32).png

これで基本的なレイアウトの設定は以上です。

お疲れ様でした。