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・企画や配信のクオリティが | ・企画や配信のクオリティが | ||
担保されやすい | 担保されやすい | ||
・金銭面も安心しやすい | |||
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|'''活動の自由さ''' | |'''活動の自由さ''' | ||
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|・カラオケやゲーム配信などは | |・カラオケやゲーム配信などは | ||
細かな規定あり | 細かな規定あり | ||
・配信ノルマなどが | ・配信ノルマなどが | ||
設定されている場合もある | 設定されている場合もある | ||
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|'''トラブルの対応''' | |'''トラブルの対応''' | ||
|・全てが自己責任 | |・全てが自己責任 | ||
| | |・企業側が初期対応から再発防止までのサポートはある | ||
ただし結局自己責任 | |||
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代表的な個人勢VTuberは「しぐれうい」「兎鞠まり」「ピーナッツくん」「名取さな」「ガッチマンV」など。 | 代表的な個人勢VTuberは「しぐれうい」「兎鞠まり」「ピーナッツくん」「名取さな」「ガッチマンV」など。 | ||
=== 「個人勢」のメリット === | |||
==== 機材が揃えば始められる ==== | |||
特別な契約や事務所に所属する必要がなく、誰でも気軽に活動をスタートできます。 | |||
* PCやマイク、Webカメラなどの機材 | |||
* 「OBS studio」をはじめとしたソフトウェア | |||
* VTuberとして活動するためのアバター | |||
これらを用意すればVTuberとしての活動を始めることが出来ます。 | |||
始める前のブランディングや下調べ、活動方針などは決めておく必要がありますが、オーディションに受かることが必要な企業勢よりは始めやすいと言えるでしょう。 | |||
==== 活動が自由、配信もコラボも手広く行える ==== | ==== 活動が自由、配信もコラボも手広く行える ==== | ||
配信ノルマなどはないため、基本的に自分のペースで活動をすることが出来ます。 | |||
自分の好きなジャンル・得意なジャンルに特化するもよし、色々なことを手広くやるもよし。カラオケやゲームなどの配信に関しては、制作側それぞれの遵守事項に従って配信を擦れば基本的にOK。 | |||
他のVTuberとの交流・コラボもスピード感のある対応が可能です。 | |||
==== 収益のすべてが自分の元にくる ==== | ==== 収益のすべてが自分の元にくる ==== | ||
個人勢は得られる収益が全て自分のものとなります。 | |||
スーパーチャットや広告収益、案件の報酬など…すべての利益を自分の元に収めることができます。 | |||
=== 「個人勢」のデメリット === | === 「個人勢」のデメリット === | ||
==== 企画、動画編集、トラブル対応など…全て自分で対応する必要がある ==== | ==== 企画、動画編集、トラブル対応など…全て自分で対応する必要がある ==== | ||
個人勢VTuberは全ての運営を自分で行う必要があります。 | |||
配信や動画の企画・編集、視聴者対応、トラブル対応まで一手に引き受けるため、かなりの労力と時間が求められます。特に忙しい時期や配信の準備が負担になりやすいです。 | |||
==== 注目度が低く、案件の獲得やバズりには工夫が必要 ==== | ==== 注目度が低く、案件の獲得やバズりには工夫が必要 ==== | ||
「元人気企業勢の転生です!」「有名クリエイター・人気配信者がVTuberに!」 | |||
といった既にブランドがある方以外は、基本的に知名度・注目度はほとんどないと言っていいでしょう。 | |||
また、最初は視聴者数も少なく、認知を広げていくための努力と体力が求められます。 | |||
SNSでのプロモーションや企画を積極的に行う必要があり、注目を集めるためには独自の工夫や戦略が重要です。 | |||
VTuberの参加が少ないジャンルを狙ったり、VTuberの姿では難しいことをやっていくことで見てもらうなど、自分にどんなことが出来るかを活動前から決めていく必要があります。 | |||
== 「企業勢」の特徴 == | == 「企業勢」の特徴 == | ||
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==== とにかく手厚いサポートがある ==== | ==== とにかく手厚いサポートがある ==== | ||
企業勢VTuberは、所属する事務所や企業から多くのサポートを受けることができます。 | |||
* 活動前の研修 | |||
* 配信機材・ソフトウェアなどの技術的な支援 | |||
* 動画・サムネイルの編集 | |||
* グッズ制作 | |||
など、とにかく手厚いサポートがあります。 | |||
動画や配信は一定のクオリティが担保されたり、マネージャーによる指導やフィードバックを受けたりと、配信に専念しながら成長できる環境でもあります。 | |||
==== 注目されやすく、スタートダッシュを決めやすい ==== | |||
企業からのメディア露出やプロモーション活動により、デビューする前から名前が認知されやすいため、初期段階でも注目を集めやすいです。 | |||
企業に属するVTuber全体を推している「箱推し」のファンもいる為、一定の人気が担保されていることも特徴です。 | |||
また、企業からの依頼を受け付けている有名クリエイターもおり、その方々からキャラクターデザインやモデリングをしてもらうことで、更なる認知の向上にもつなげることが出来ます。 | |||
==== 箱内のイベントに参加可能 ==== | ==== 箱内のイベントに参加可能 ==== | ||
企業内でのコラボイベントや企画配信などに参加できるため、より多くのファン獲得を狙いやすい点も魅力です。 | |||
個人勢ではなかなかできない企画も、企業の力を借りて行うことが出来ることがあり、大きなことをしてみたい!といった方も企業勢がオススメです。 | |||
=== 「企業勢」のデメリット === | === 「企業勢」のデメリット === | ||
==== まずオーディションから合格する必要がある ==== | ==== まずオーディションから合格する必要がある ==== | ||
デメリットというよりは当たり前のことではありますが、企業勢VTuberになるためには、オーディションを受けて合格する必要があります。 | |||
競争が激しく、倍率は数十~百倍となることもあるでしょう。 | |||
その中で企業側が求める基準を満たしつつ、人の心を掴むトークスキルや過去の実績など一定のスキルや魅力が求められるため、まずは個人勢から下積みをする必要が出てくる可能性もあります。 | |||
==== 自由な配信・コラボは出来ない ==== | ==== 自由な配信・コラボは出来ない ==== | ||
企業内での規則や制約が多く、また、企業の方針や契約に従う必要があります。 | |||
その為、個人勢と比べて配信内容やコラボ相手を選ぶことが難しくなる場合があります。 | |||
==== 収益は一部が支払われる ==== | ==== 収益は一部が支払われる ==== | ||
企業勢VTuberは収益が企業と分けられるため、個人勢と比べて自分の手元に残る金額は少なくなります。 | |||
企業が取り分を持っているため、スーパーチャットやスポンサー収益などがすべて自分のものになるわけではない点がデメリットと言えます。 | |||
== まとめ == | == まとめ == |
2025年1月25日 (土) 20:49時点における版
こんにちは。
今回は、V配信を始めるにあたり、はじめの一歩かつ大きな分岐点でもある「個人勢」か「企業勢」かという問題について解説をしていきます。
「個人勢」と「企業勢」、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきますので、是非最後までご覧ください。
一目で分かる「個人勢」と「企業勢」の違い
個人勢 | 企業勢 | |
---|---|---|
注目度 | ・原則ない
(転生や個人勢への移行など例外あり) |
・所属する企業にもよるが、
基本的に注目度合いが高い |
サポート | ・基本的にサポートはない
(個人勢サポートのサービスはある) |
・マネージャーによるサポート
・企画や配信のクオリティが 担保されやすい ・金銭面も安心しやすい |
活動の自由さ | ・基本的に自由
・コラボなどもしやすい |
・カラオケやゲーム配信などは
細かな規定あり ・配信ノルマなどが 設定されている場合もある |
案件の獲得 | ・難易度は高い
・打ち合わせから実施まで、 自分で行う必要がある |
・獲得しやすい
・マネージャーによるサポートの もと、安心して進められる |
収益 | ・利益分はすべて自分の元にくる | ・一部が報酬として支払われる |
トラブルの対応 | ・全てが自己責任 | ・企業側が初期対応から再発防止までのサポートはある
ただし結局自己責任 |
「個人勢」の特徴
企業に所属していないVTuberのことを指します。
代表的な個人勢VTuberは「しぐれうい」「兎鞠まり」「ピーナッツくん」「名取さな」「ガッチマンV」など。
「個人勢」のメリット
機材が揃えば始められる
特別な契約や事務所に所属する必要がなく、誰でも気軽に活動をスタートできます。
- PCやマイク、Webカメラなどの機材
- 「OBS studio」をはじめとしたソフトウェア
- VTuberとして活動するためのアバター
これらを用意すればVTuberとしての活動を始めることが出来ます。
始める前のブランディングや下調べ、活動方針などは決めておく必要がありますが、オーディションに受かることが必要な企業勢よりは始めやすいと言えるでしょう。
活動が自由、配信もコラボも手広く行える
配信ノルマなどはないため、基本的に自分のペースで活動をすることが出来ます。
自分の好きなジャンル・得意なジャンルに特化するもよし、色々なことを手広くやるもよし。カラオケやゲームなどの配信に関しては、制作側それぞれの遵守事項に従って配信を擦れば基本的にOK。
他のVTuberとの交流・コラボもスピード感のある対応が可能です。
収益のすべてが自分の元にくる
個人勢は得られる収益が全て自分のものとなります。
スーパーチャットや広告収益、案件の報酬など…すべての利益を自分の元に収めることができます。
「個人勢」のデメリット
企画、動画編集、トラブル対応など…全て自分で対応する必要がある
個人勢VTuberは全ての運営を自分で行う必要があります。
配信や動画の企画・編集、視聴者対応、トラブル対応まで一手に引き受けるため、かなりの労力と時間が求められます。特に忙しい時期や配信の準備が負担になりやすいです。
注目度が低く、案件の獲得やバズりには工夫が必要
「元人気企業勢の転生です!」「有名クリエイター・人気配信者がVTuberに!」
といった既にブランドがある方以外は、基本的に知名度・注目度はほとんどないと言っていいでしょう。
また、最初は視聴者数も少なく、認知を広げていくための努力と体力が求められます。
SNSでのプロモーションや企画を積極的に行う必要があり、注目を集めるためには独自の工夫や戦略が重要です。
VTuberの参加が少ないジャンルを狙ったり、VTuberの姿では難しいことをやっていくことで見てもらうなど、自分にどんなことが出来るかを活動前から決めていく必要があります。
「企業勢」の特徴
「にじさんじ」「ホロライブ」を筆頭とした、企業に所属しているVTuberのことを指します。
「企業勢」のメリット
とにかく手厚いサポートがある
企業勢VTuberは、所属する事務所や企業から多くのサポートを受けることができます。
- 活動前の研修
- 配信機材・ソフトウェアなどの技術的な支援
- 動画・サムネイルの編集
- グッズ制作
など、とにかく手厚いサポートがあります。
動画や配信は一定のクオリティが担保されたり、マネージャーによる指導やフィードバックを受けたりと、配信に専念しながら成長できる環境でもあります。
注目されやすく、スタートダッシュを決めやすい
企業からのメディア露出やプロモーション活動により、デビューする前から名前が認知されやすいため、初期段階でも注目を集めやすいです。
企業に属するVTuber全体を推している「箱推し」のファンもいる為、一定の人気が担保されていることも特徴です。
また、企業からの依頼を受け付けている有名クリエイターもおり、その方々からキャラクターデザインやモデリングをしてもらうことで、更なる認知の向上にもつなげることが出来ます。
箱内のイベントに参加可能
企業内でのコラボイベントや企画配信などに参加できるため、より多くのファン獲得を狙いやすい点も魅力です。
個人勢ではなかなかできない企画も、企業の力を借りて行うことが出来ることがあり、大きなことをしてみたい!といった方も企業勢がオススメです。
「企業勢」のデメリット
まずオーディションから合格する必要がある
デメリットというよりは当たり前のことではありますが、企業勢VTuberになるためには、オーディションを受けて合格する必要があります。
競争が激しく、倍率は数十~百倍となることもあるでしょう。
その中で企業側が求める基準を満たしつつ、人の心を掴むトークスキルや過去の実績など一定のスキルや魅力が求められるため、まずは個人勢から下積みをする必要が出てくる可能性もあります。
自由な配信・コラボは出来ない
企業内での規則や制約が多く、また、企業の方針や契約に従う必要があります。
その為、個人勢と比べて配信内容やコラボ相手を選ぶことが難しくなる場合があります。
収益は一部が支払われる
企業勢VTuberは収益が企業と分けられるため、個人勢と比べて自分の手元に残る金額は少なくなります。
企業が取り分を持っているため、スーパーチャットやスポンサー収益などがすべて自分のものになるわけではない点がデメリットと言えます。